亜鉛めっきついて

代表的な防錆めっきとして広範囲な分野で活用しています。
鉄の防食にきわめて効果的であることに加え、めっき浴及びクロメート処理の進歩によって外観性能も向上し、装飾的用途での評価も高まっています。

亜鉛めっきの特徴

1. 機械加工された比較的複雑な形状に対しても、ほぼ均一な厚さでめっきすることができ、量産加工も容易です。
   
2. 中性の使用環境では亜鉛が不動態化するためにｐH8〜12の領域における腐食進行は　　ほとんどなく、大気中の腐蝕速度は鉄の約1/100ときわめて遅いです。
   
3. 鉄に対する犠牲的防食作用が強いために、めっき面に傷がついて鉄素地が一部露出しても、防錆効果を発揮します。
   
4. 後処理としてのクロメート皮膜が亜鉛の白錆び発生を長期間防ぐため�@〜�Bとの相乗効果により、他の防錆処理にくらべてのその防錆効果は優れたものとなります。
   
5. 他のめっき加工にくらべて、めっきコストが安価である。
   
6. めっき後の二次加工性に優れています。

RoHS対応

RoHS（ローズ）は、EU全25カ国で人体に有害である6物質を含有する電子・電気機器における特定有害物質の使用制限および、輸入、販売を中止する指令で2003年2月に公布、2006年7月より施行されています。 当社では、いち早く対応し、鉛フリー、六価クロムから三価クロムへとシフトし、環境に配慮しためっき技術を確立しています。