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工業用クロムめっきの出現とその優位性にいち早く着眼して、創業以来トーヨーでは硬質クロムめっきを業務に取り入れています。当社の硬質めっきは長年の間に培われた技術と実績でいかなる大型、長尺、重量物でも、また鋼材もとよりモリブデン鋼、鋳鉄、アルミに至るまで素材を選ばず完璧に加工します。
さらに一般的なサージェント浴でのクロムめっきのみならず、光沢範囲が広く電流効率が高いフッ化物浴や高速で防腐食性に優れ、めっき皮膜の固さも高い高効率浴でのクロムめっきにも対応致します。 |
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■工業用(硬質)クロムめっき主要特性
- 硬度：一般的なクロムめっきの場合、通常の状態では800〜1000Hvの値が得られます。電気めっきの中ではもっとも高硬度で、熱処理銅、窒化銅などよりはるかに上まわり、より硬さを必要とする部分に最適なめっきです。さらに非晶質(アモルファス)クロムめっきに熱処理をすることで1700Hvもの超硬度が得られます。
- 耐摩耗度：クロムめっきの特性の中で一番基本的な特長です。常時滑動をともなう部品の表面に加工され、機械本来の寿命を大幅にアップすることができます。
- 肉盛性：寸法補正や修理を目的とする場合にクロムめっきを用います。
- 対刷性：オフセットやグラビア等の刷版用シリンダーやローラーに必要不可欠です。部品の寿命を延ばすことはもとより腐食の防止やインキの除去が簡単にできます。
【使用例】
- ピストン、ピストンロッド、ピストンリング
- 金型
- シリンダーライナー
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